「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」という、移動平均線をつかった基本的な売買サインについてお話します。簡単にまとめますと、ゴールデンクロスは買いサイン、デッドクロスは売りサインです。
それではまず、ゴールデンクロスからくわしく説明します。
ゴールデンクロスとは、短期の移動平均線が、長期の移動平均線を上に突き抜けた状態のことです。
株価が下落トレンドにあるとき、短期の移動平均線は長期の移動平均線の下にあります。それが逆転する瞬間は、株価が上昇トレンドに変換したということです。そのような理由で、ゴールデンクロスは買いサインと判断されます。

次にデッドクロスです。デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対と考えてください。
短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下に突き抜けた状態、つまり、上昇トレンドにあったものが下降トレンドに転換する瞬間のことを、デッドクロスといいます。
デッドクロスは売りサインです。

ゴールデンクロスとデッドクロスのほかに、もうひとつ有名な分析法があります。アメリカの著名なテクニカル・アナリスト、ジョセフ・グランビル(Joseph E. Granville)があみだした「グランビルの法則」です。
グランビルの法則とは、移動平均線と株価の関係から、8つの絶好の売買ポイントをしめしたものです。

以下に、その8つのポイントを記します。
■ 買いサイン
買い 1
下向きだった移動平均線が、横ばいあるいは上向きになったときに、株価がそれを上抜いたとき
買い 2
移動平均線が上昇を続けているときに、株価がそれを少し割り込んだ(下に位置した)とき(押し目買いのチャンス)
買い 3
株価が下落して、上昇中の移動平均線に近づいたが、移動平均線に触れることなく反発したとき
買い 4
株価が、下降中の移動平均線を大きく下回り、乖離が大きくなったとき(リバウンド狙い。上昇の目安は移動平均線まで)
■ 売りサイン
売り 1
上向きだった移動平均線が、横ばいあるいは下向きになったときに、株価がそれを下抜いたとき
売り 2
移動平均線が下落を続けているときに、株価がそれを少し超えた(上に位置した)とき(戻り売りのチャンス)
売り 3
株価が反発して、下落中の移動平均線に近づいたが、移動平均線に達することなく反落したとき
売り 4
株価が、上昇中の移動平均線を大きく上回り、乖離が大きくなったとき(小さな反落(調整)が起きる可能性がある)
※ 乖離(かいり) : 株価と移動平均線の差のことです。%であらわします。