前ページで、あなたなりの売買ルールをつくり、それにしたがって売買することが大切だということを言いました。ここでは、平日は仕事で忙しいサラリーマンが、その売買ルールにのっとって取引を進めるためのカギとなる、「逆指値」についてお話します。
逆指値とは、あなたがあらかじめ指定しておいた株価に達したら、自動で注文を出してくれる機能のことです。これをウマく使えば、平日の仕事中でも、あなたは何も手を下さずに取引をおこなうことができるのです。
通常の指値注文というのは、「○○円まで上昇したら売り」というようになっています。それに対して逆指値は、「○○円まで下落したら売り」というようになっています。たとえば、250円に買い注文があったとすると、250円以下に売り注文を出したら、その瞬間に取引が成立し、約定してしまいます。
しかし、逆指値の場合は、たとえば230円で売り注文を出したとしたら、株価が230円に下がってくるまでは約定しないのです。そして、株価が230円になった瞬間に自動で注文が執行され、約定します。
この逆指値をつかえば、
■ 利益が出ているときに、利益確定のタイミングを逃さない
たとえば、200円で買った株が250円まで値上がりしたときに、240円で逆指値注文を出します。そうすることにより、株価が240円以下になったときに自動で利益確定することができ、さらなる値下がりによる利益の減少をふせげます。
同時に、240円まで下がらずに反発した場合は、さらに上値を狙うこともできます。
■ 損失が出ているときに、損切りを確実に行える
たとえば、200円で買った株が180円まで値下がりしたときに、170円で逆指値注文を出します。そうすることにより、株価が170円以下になったときに自動で損切りすることができ、さらなら値下がりによる損失の拡大をふせげます。
逆に、171円で下げ止まり反発した場合は、損切りはおこなわれず、その後の値上がりのチャンスを狙えます。
逆指値注文には、「成行注文」と「指値注文」があります。逆指値というのに、成行があるというのはおかしく感じますが、これは大事なポイントです。
指値の逆指値とは、「○○円まで下がったら、指値で売り」というもの。成行の逆指値とは、「○○円まで下がったら、成行で売り」というものです。
つまり、指定した株価に達したら○○円で売ってくれるのが指値の逆指値。指定した株価に達したら、有無を言わさずかならず売ってくれるのが成行の逆指値です。
これは、どちらを選んでもかまいませんが、逆指値をおこなうそもそもの理由が、「急落による損失の拡大をふせぐため(あるいは利益の減少をふせぐため)」なので、かならず売ってくれる成り行きのほうが良いでしょう。
逆指値は、かなり高機能な代物なので、どこの証券会社でもつかえるわけではありません。いまのところ確認できるのは以下の3社です。